昨年秋頃もかなり話題になりましたが、厚生年金基金の存続について来年4月施行を目指し、法案が提出される事となりました。
法案のポイントは以下の通りです。
・財政難の貴金に解散を促す
・健全性を判断する基準を厳しくし、基準を下回れば厚労省が解散命令を出す
・基金解散時に母体企業が連帯債務を負う仕組みは解消する。等
基金の数は全部で562基金だと言われており、約4割が必要資産の積立不足に陥った状態、約5割が積立不足に近い財政難との事です。
現在脱退する時には、高いハードルを越えなけばならず、続けるも、やめるも企業にとっての厳しい判断が必要になります。
雇用関連法は今年4月から施行されており、定年性の件も含め、情報収集すると共に、
いかにして企業と従業員を守るかという、見極めが非常に重要と考えます。
京都本部
下田
最近は体罰の問題などで、叱り方が注目されています。叱り方のセミナーまで開かれていて教師だけでなく部下を持つ上司など受講者は増加の一途だそうです。
人を叱ったりほめたりすることはよくありますが、叱る方の気持ちがいつも伝わっているかというと、必ずしもそうではありません。 「叱る」ときに注意すべきことは、決して感情的になってはならないそうです。厳しく叱る真剣さは必要ですが、感情的になると余計なことまで口に出し、人格否定につながることが多いからです。特に人前で叱責されると、立場の弱い者にとってプライドは傷つき、まして人格否定されると、信頼関係は一気に崩れてしまいます。厳しく叱った時は、最後に助言や励ましの言葉をかけるなど、しこりが残らないように関係修復をしておくことも大切とのことです。
一方、「ほめる」というのは、「おだてる」ことではなく、本心から出た言葉でなければ通じません。口先だけのほめ言葉は、最初は心地よく聞こえても、そのうちに軽べつされるようになります。その人の行動や資質、成長ぶり、人間性などの持ち味を日頃からよく観察し、心で受け止めていることが大切です。そして、その気持ちがタイミ ングよくほめ言葉になった時に、自分をよくみてくれているなと感じ、心に通じるのです。人はほめられて育つと言いますが、良いところを見るように心がける必要があります。 「冷静に考えて叱り、気持ちを込めてほめる」、これがその人の心を捉え、信頼関係を高めるコツだそうです。「叱り方、ほめ方」次第でその場の雰囲気が明るくなり、活気づくのです。
どのような場面でも当てはまるので、常に心にとめておきたいものです。
京都本部 I
皆さんもご承知の通り、「中小企業金融円滑化法」は、今年3月一杯で終了を予定しています。経営状態が思わしくないため金融円滑化法を利用して、返済猶予を行っているところも少なくないと思います。
そしてこの返済猶予は永久に続くものではないため返済猶予期間中に経営改善を行い、いずれ返済を再開しなければなりません。しかし多くの企業において経営改善が進まず返済を再開するだけの経営改善ができていないのが実態だと思われます。
金融円滑化法が終了すれば一斉に返済猶予も終了、それ以降一切返済猶予は受け付けませんという事にはなりませんが、金融機関が安易に返済猶予に応じてくれなくなるというのは確かです。これまでと比べて、非常に厳しい目で金融機関は取引企業を見極めることになると思われます。では 今後も継続して支援を得るにはどうすればよいのでしょうか。
まず重要なのが金融機関の信頼を得ることです。経営改善計画書を作成するのはもちろんですが、その計画に沿って改善策を実際に実行することが重要になります。そして定期的に金融機関の担当者にその状況を報告していくことが重要です。そのことによって金融機関との信頼を築くことができます。
また経営改善が進んでいるかどうかのポイントとして営業利益をだすことができているか。そして営業キャッシュフローをだすことができているかがポイントとなります。金融機関としては今後の返済原資が事業から生み出されていることが判断できれば今後も支援を継続する可能性が高くなりますし、事業から返済原資が生み出されていないと判断すれば支援は打ち切られる可能性が高くなります。
金融円滑化法終了までに一度自社の状況を見直していただけたらと思います。
京都本部 金山
業績が芳しくなく、提携先がどうと何かと話題のシャープですが。
先月のシャープ決算の報道では、巨額赤字を大見出しに報じていました。
ところが、ロイターや海外の新聞は決算短針に「継続企業の前提に疑義を
生じさせる事象または状況」が存在すると明記した事がニュースになりました。
同じ場所で決算発表を聞いても記事がこんなにも違うのか不思議なものです。
私たちの業界にあっては、赤字額よりも継続性の疑義が明記される事態の
方がより深刻に感じますし、大事なことだと思うのですが。
民放がスポンサーを向いてるのは当り前かもしれませんが、せめて新聞くらいは
一番お金を払ってるであろう一般購読者の方を向いて欲しいと思うのは小市民の
僻みでしょうか。
京都本部 吉原
今年も残すところ1ヶ月と少しになり年末調整の時期になりました。
給与を支払う会社は、その年の最後の給与を支払う時に年末調整を行う事が必要です。
年末調整とは、給与の支払いを受ける一人ひとりについて給与の支払いの都度源泉徴収をした税額と、その年内の給与等の総額で計算した納付すべき税額(年税額)とを比べ、その過不足額を精算する手続きです。
平成24年度からの主な変更ポイントは、生命保険料控除の改正で昨年分(平成23年12月31日以前に締結した保険契約等)までは合計適用限度額は10万円でしたが、新契約分(平成24年1月1日以降に契約した保険契約等)から合計適用限度額が12万円(おのおのの控除の適用限度額が4万円)になりました。
次に、自動車等を使用して通勤する人が受ける通勤手当については、運賃相当額が距離比例額を超える場合に、運賃相当額(最高限度:月額10万円)までが非課税とされる措置が廃止されました。これにより、通勤手当の金額が距離比例額を超える場合には、その距離比例額を超える金額については課税の対象となりました。
また、「納期の特例」の承認を受けている源泉徴収義務者が7 月から12 月までの間に支払った給与等及
び退職手当等から徴収した源泉所得税の納期限が、翌年1 月20 日とされました。
年末調整の処理をされる方は、変更点にご注意下さい。
年末調整の書類を記入し会社に提出される方は、記入を誤ると受けられるはずであった控除が受けられず、所得税および住民税を多く納めることになってしまうのでご注意下さい。
変更点の詳しい内容につきましては、下記にあります国税庁HPをご参照下さい。
国税庁HP
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/nencho2012/01.htm
京都本部:櫻井
色は人に対して様々な影響を及ぼすことがありますが、青い色は人の気持ちを落ち着かせる効果があると言われています。
次のような統計結果がでています。
駅のホームに青色の照明を設置したら飛び込み自殺が約84%減少したそうです。
防犯や飛び込み自殺防止の効果があると以前から言われてきましたが、はっきりとしたデータの解析が行われたのは初めてとのことで、青色の影響が証明されたわけです。
モヤモヤしたり、憂鬱を感じてしまうようなときには晴れ渡った空など、身近なところにある青色を眺めてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、ダイエットの効果もあるそうなので夜中に何か食べたくなった時など、一旦青色を見て本当に食べるべきか確認してみてもいいかもしれません。
京都本部 TI
日本の大手家電メーカーの業績が軒並み落ち込んでいます。赤字の金額も何千億という規模になり企業の存続も危ぶまれるほどです。日本のメーカーの技術力はトップクラスなのですから高機能な商品を提供できていることは紛れもない事実だと思います。しかし商品が売れず大きな赤字を出す結果となっているのです。
この事実は高機能なだけでは売れないといことを意味しています。ではどのような商品が売れるのかというとお客様の要望を満たし、かつ値段が安いものです。大事なのは高機能なことではなくお客様の要望を満たすということです。以前は高機能であることがお客様の要望を満たすことに繋がっていました。しかし技術の進歩はめざましく最先端の技術はすでに多くのお客様が求めていない段階にまで来ています。このことはたとえ最先端の技術をもっていなくてもお客様の要望を満たすことができるということでもあります。
これは企業経営においてのヒントとなるのではないでしょうか。お客様の要望を満たしかつ安くするためにお客様の要望を満たさない機能を省くことや、お客様が望んでいないサービスを止めてしまうということも一つの方法です。そうすることで真にお客様が求めているサービスに力を入れることができますし、無駄を省くことで値段を低く抑えることにも繋がります。お客様からすると必要なサービスを受けることができて値段が下がることで満足度は上がりまたお願いしようという気持ちになります。
一度自社の商品やサービスを見直してみてはいかがでしょうか。お客様が望んでいない機能を付けていたり、望んでいないサービスを提供しているのかもしれません。お客様が望んでいないことを省くことが売上アップに繋がるかもしれません。
京都本部 金山
10月31日は、古代ケルト人の大晦日で、祖先の霊を呼び戻し、ともにやって来る悪魔を追い払うお祭りでした。日本のお盆にあたります。
現在では、アメリカなど欧米諸国に広まっているお祭りで、宗教行事というよりは、イベントとして楽しむものになっています。
ハロウィーンと言えば、「トリック・オア・トリート」、かぼちゃのランタン、お化け・魔女・黒猫などの仮装です。
アメリカなどでは、お化けなどに仮装した子どもたちが近所の家を訪ねて「トリック・オア・トリート(お菓子をくれないと悪戯するぞ)」と言って、お菓子をもらい歩きます。
日本でも各地でハロウィーンの飾り付けがされ、イベントが催されています。JR川崎駅前の「カワサキ・ハロウィン」では、3500人による仮装パレードが行われ、約10万人の人出があるそうです。
テーマパークでも参加できる仮装パレードや仮装コンテストなどが行われ、アトラクションがハロウィーンバージョンになったり、お菓子がもらえたり、ハロウィーンの楽しい雰囲気が味わえます。東京ディズニーランドでは2000年からイベントが始まり、今やクリスマスのような盛り上がりを見せています。
ホテルでは、限定の宿泊プラン、レストランでは限定メニューなどがあり、スーパーやコンビニでもかぼちゃの飾りやお菓子が並んでいます。
我が家も毎年、ハロウィーンパーティや仮装パレードに参加したり、グッズを購入したりして楽しんでいます。
クリスマス同様、定着してきたハロウィーンですが、日本での経済効果は、クリスマスの10分の1、バレンタインデーの半分の約600億円だそうです。やはりプレゼントに使われるお金は大きいということでしょうか。
京都本部 脇田
ある本に問題を解決するために、ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、ラテラルシンキングという3つの思考パターンに基づいて進めていくという話がありました。
簡単にこの思考パターンを説明しますと、ロジカルシンキングとは、論理的な思考で複雑で大きな問題を前にしたときに、「単純な単位に問題を切り分けるにはどうしたらよいだろう」と一つ一つ地道に考えていき、左脳型の考え方と言われております。以前のブログで紹介されていたロジックツリーもその一つです。
クリティカルシンキングとは、探究的な思考で状況を疑い「本質的な問題は何であるか、もっと実践的なやり方はないのか」という考え方になります。
ラテラルシンキング水平思考と言われる考え方で発想に一切の“制約”を設けず、「もっと簡単にできるやり方はないだろうか、似たような事例ではどうやっているだろうか」と、あらゆる可能性から問題を解決しようとする考え方になります。
自分がどのような思考でいつも問題を解決しているのかを知り、それ以外の問題解決思考があることを知ることで対応の幅が広がります。
京都本部 加藤