定額減税の影響でいつも以上に注意を払った年末調整も終わり、今度は確定申告で注意を払うことになります。
令和6年分の確定申告書では、第1表の「税金の計算」欄に「令和6年分特別税額控除」欄が設けられました。
これが定額減税の記入欄となりますので、ここに定額減税の対象人数と金額を記入する必要があります。
また第2表の「配偶者や親族に関する事項」欄の右端に「その他」が設けられ、そこに数字の「2」を
記入する必要があります。
これらの記入欄は今回限りのものとなるため、見落としによる記入漏れが出てくる恐れがあります。
もし記入漏れがあると、受けられるはずの減税が受けられなくなります。これからご自身で確定申告を
される方は、この点に注意しながら申告書を作成していただきたいです。電子申告「e-Tax(イータックス)」を
使って手順通りに入力すれば記入漏れが起きにくいと国税庁より説明がありますので、こちらを利用して
みてはいかがでしょうか。また、税理士事務所に勤務する方は記入漏れがないか、作成した申告書を
慎重に見直してから提出するように心がけていきましょう。
京都本部 橋本