優和スタッフブログ

感銘を受けた出来事~ホスピタリティ編~

 周りの先輩たちから学ぶことが多い職場だが、その中でも個人的TOP3には入る感銘を受けた出来事を紹介したいと思う。
 
 私たちの仕事では、お客様から通帳等をお預かりしコピーを取らせて頂くことがよくある。そして、そのコピーに作業したところまでの印を付けたり、メモを書いたりする。

 ほとんどの人はそれを目立つ色でする。当たり前だ。一発で目に飛び込んでくるので分かりやすい。
 私が入社したての頃、色々な方の仕事を拝見させて頂いたが、ほとんどの人達が目立つ赤のボールペン等で書かれていた。必然的に私も同じように真似をして作業していた。

 ある日、とある先輩社員から仕事を教わっていた時である。
その方が今までつけていた印等を見せて頂いた際、他の人とは違い、青や緑といったすごく目に優しい色を使っていた。
私は遠回しに、なぜ目立つ赤色を使わないのかと尋ねた。
そして先輩はクールな凛とした表情で一言。

                   「赤色で字を書くと赤字になっちゃうからね」

私は痺れた。
 
 「正式な書類には黒、又は青のボールペンを使用する。」といった、いわゆる日本の一般常識は知っていた。それとは別で、メモ等は別に赤色でも良いと思っていた。
  コピーを取らせて頂き我々の事務所で管理する書類というものは、当然お客様が見る書類ではない。それでもお客様のことを想い、見えないところでも気を遣って使うペンの色を決めている。
 
 当時の私は、これは税理士事務所員ができる究極のホスピタリティの1つであると思ったのである。
人によっては低レベルなおやじギャグに聞こえるかもしれないが、私にとってはとても感動した名台詞だったのである。
ちなみに、この時から私は赤のボールペンを印等に使うことをやめた。

 上記の通り、私はこの先輩の行為をかなりリスペクトしている。
私にも何か同じ様なことが出来ないかと考え、思いついたある1つのあることを必ず実行するようにしている。
それは、新しくお客様ごとのファイルを作るときに、黄色のファイルを使うようにするということだ。
皆さんご存じの通り、黄色は風水的に金運がつく色だからである。
金運がつき、赤字にならない。パーフェクト以外の何物でもない。

 お客様の見えないところで行うホスピタリティ。これからも探しつつ仕事をしていきたいと思う。

茨城本部 三浦


アーカイブArchives
ページ上部へ戻る