優和スタッフブログ

株って怖い

この記事を書いているのは平成31年1月30日。前日、とあるマザーズ上場の医薬品メーカーが大引後にネガティブ材料を発表し、ストップ安気配で未だに売買が成立していない。

ネガティブ材料の内容としては、新薬の臨床試験がパスできない可能性が高くなったというものだ。前日の終値が1万円を超えていたので、本日の値幅は上下三千円となっており、信用取引で買いポジションを組んでいた人達の投げ売りで「板」はすごいことになっている。運良く本日比例配分で売却できたとしても30万円の売却損は確定だ。もちろん、ほとんどの買い方が比例配分では売却できず、傷口は益々広がっていくことだろう。何とも恐ろしい。

これだけでも十分株の怖さの一端が見えようが、もっと恐ろしいことがある。この銘柄については多くのレーティング会社や証券会社が格付けで買いを煽っておきながら、自社のディーリング部門で空売りを仕掛けていたところも存在するとのことだ。まったく何を信用すれば良いのやら・・・。

大投資家として名高いウォーレン・バフェットは自分に知識のない産業や銘柄には投資しないという話を聞いたことがある。今回の事態は、「投資は自己責任で。」を如実に表した事象と言えよう。

埼玉本部 KY

 

 


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