融資にAIが活用される時代になりつつあります。アメリカでは中小企業向けのオンライン融資で市場規模が2014年から2016年で3倍の3兆8000億円に拡大しているという調査もあります。
クラウド会計を主事業とするマネーフォワードは中小企業向け融資を開始する計画を立てており、同社のアンケートでは運転資金の借入先として社長個人・従業員個人や親族・親友が5割以上となり銀行融資の4割弱を上回っている状況です。今まで銀行融資が届かなかった中小企業に対して蓄積されたデータをAIに学習させ詳細に分析された与信審査により少額の融資を無担保で提供し、将来的には金融機関との協力も視野に入れているということです。
LINEについても融資や預金といった銀行免許はハードルが高いですが、少額の為替取引は資金移動業者の登録で既に可能な状況となっており銀行に手数料を支払っての振込からLINEによる無料決済があります。
とはいえ金融に対してこれまでのイメージをくつ返して参入するには壁は高いと思いますが、これからテクノロジーが活躍して様々な業種の仕事が変化してく時代にとなりました。古き良きやり方も良いですが、新しい技術をいち早く取り入れて時代の波から取り残されないようにしたいものです。
京都本部 加藤