優和スタッフブログ

素敵な詩♪♪

おはようございます。
自分は小学校3年生になる長男がいて、毎日公文の答え合わせに四苦八苦しています。
特に国語が苦手なのです。
ただ、公文の問題文は良い文章が多くて読みながら感動を覚えることも少なくありません。
今回は特に響いた詩で吉野弘さんの「生命は」を御紹介します。

~吉野弘氏作「生命は」~

生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい

花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする

生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分
他者の総和

しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?

花が咲いている
すぐ近くまで
虻(あぶ)の姿をした他者が
光をまとって飛んできている

私もあるとき
誰かのための虻だったろう

あなたもあるとき
私のための風だったかもしれない

とても素敵な詩だと思います。
では、暑さに負けずに「誰かのために」「自分のために」
今日も頑張って働きましょう♪♪♪

茨城本部
楢原 英治


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