平成26年も6ケ月が過ぎました。
6月といえば、上場企業の決算発表がありましたが
好決算により増配された企業も増えているようです。
まだ先の話になりますが、来年の確定申告では配当控除
の出番が増えると思いますので以下にポイントをまとめます。
1、平成26年から配当金の源泉徴収が課税強化されました。
具体的には以下のとおりです。
平成25年 源泉徴収10.147%(所得税7.147%+住民税3%)
平成26年~ 源泉徴収20.315%(所得税15.315%+住民税5%)
2、配当控除は、税額控除であり控除額は以下のとおりです。
(配当金ー負債の利子)×率
率は 所得税10% (1000万超えると5%)
住民税2.8% (〃 超えると1.4%)
3、申告不要制度と配当控除不可所得
申告不要や申告分離を選択した場合や特定目的会社の
配当等は配当控除が受けられません。
その他注意点
平成25年までもそうでしたが、所得控除(扶養控除等)との
関係がありますので注意が必要です。
申告した配当金は扶養の判定上も所得となります。
(申告不要制度の場合、所得となりません)
NISAにより保有している銘柄で非課税の人でも配当金受領
方式により源泉徴収される場合があります。その場合は配当控
除を受けられます。
別制度なので忘れがちですが、住宅ローン控除の引ききれ
ない枠がある方は、配当所得からも控除できます。
茨城本部 安藤