月刊情報誌「日経トレンディ」の「2013年ヒット商品ベスト30」で「パズル&ドラゴン」(パズドラ)を抑え、「コンビニコーヒー」が1位に選ばれました。
「コンビニコーヒー」は、サークルKサンクスが取り扱いを開始し、ローソンやファミリーマートなどが追随、後発のセブンイレブン・ジャパンは「セブン・カフェ」で参戦し、9月末には累計販売数で2億杯を達成しました。
マクドナルドの「安くておいしいコーヒー」が、コンビニエンスストア(コンビニ)に影響を与えたようです。本格的なエスプレッソマシーンが導入され、価格が100円からと安く、利便性もいいことからヒットしました。
店員がコーヒーを入れるカフェスタイルの店とセルフサービスの店があります。
コンビニがコーヒーに力を入れるメリットは色々あります。
まず、コーヒーは原価が安く、粗利益が大きいということが挙げられます。
そして、コーヒーは常習性が強く、気に入ってもらえれば継続的な来店が見込めます。たばこに代わる新商材として期待されています。セブン・カフェではリピート率が55%を超えています。
また、コーヒーとともにスイーツや雑誌を買う人が増え、客足が落ちる14時~17時の時間帯の客数増にも貢献します。
さらに、女性客も増え、コーヒーの香りは店のイメージアップにもなるようです。
日本マクドナルドは減収減益、缶やペットボトルのコーヒー飲料は上半期で約3%売り上げを落としました。日本のコーヒー総消費量は昨年に比べて約6%アップしています。コンビニは、コーヒー市場を揺るがし、国内消費量にも影響を及ぼしています。
京都本部 W