優和スタッフブログ

2013年節分

壬生狂言で有名な壬生寺に行ってきました。無料で観覧できる狂言に並ぶ人も多く、昼過ぎに行くと福豆が売り切れていました。それから、天竜寺へ七福餅を目当てに向かったのですが、こちらも売り切れでした。七福餅は、節分の日にだけ天竜寺境内で販売されるものです。天竜寺の節分会も賑わっていました。
不景気が続いていますが、今年こそはと景気回復を願って節分の行事に参加する人が多いのでしょうか。人出が多いのを見ると期待を感じます。
節分の日にちなんだ言い伝えに、宝船の絵を枕の下に入れて寝ると良い初夢(立春の朝の夢)を見ることができるというものがあります。
京都市下京区にある五條天神宮では、節分に日本最古の宝船であるといわれる古図が 有料で配布されます。舟に稲穂を一束乗せただけの簡素なものです。舟の上部、紙の中央には、ひらがなの基になったといわれる神代文字の朱印があります。
毎日、厄除け・病除けの祈願をすれば年中つつがなく世上の浪を渡り安全を保つことができる誠にありがたい宝船だそうです。
参拝して頂いてきました。思っていたより大きな紙にシンプルな文字と絵が良い古さを感じさせ、雰囲気のある一枚です。
この神社は、「義経記」によると、弁慶と牛若丸が出会った場所であるということで、さらに歴史を感じさせられます。
京都は寺社が多いので、節分の行事も様々あり、毎年楽しむことができます。あまり知られていないもので、「節分お化け」という仮装して鬼を追い払うイベントがあります。江戸時代から昭和初期まで行われていた、身分や属性を超えた格好をすることが許された特別なお祭りだったようです。2002年、節分に行われる季節の演し物や観光資源として、再び行われるようになりました。祇園では芸妓などが扮装して座敷に出たりするようです。来年の節分は京都で楽しんでみてはいかがですか。
京都本部 W


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