節電・脱原発が叫ばれている近年ですが、節電することは会社にとっても良いことであるのは間違いありません。
会議や外出で自分のデスクを離れる時に、パソコンを必ずスリープ/スタンバイ状態に設定する人は、どれくらいいるでしょうか。何となく面倒だからしていない方もおられるのではないでしょうか。
マイクロソフトが昨年夏に実施した「消費電力検証結果レポート」によると効果的な節電対策は3つあります。
1つ目は新しいOSに切り替えること、2つ目はデスクトップよりもノートパソコンを使うこと、3つ目は離席時にスリープ/スタンバイ状態に設定することだそうです。
検証によるとオフィスでよく使われるWindows XPは、最新のWindows 7とでは消費電力がほぼ2倍になるそうです。また、古いWindows XPを搭載したデスクトップを新しいWindows 7を搭載したノートパソコンに替えれば、消費電力は6分の1にも減ると言う結果も出ています。
このように新しいノートパソコンに替えるだけで消費電力を下げることができますが、コストをかけずに効果を上げられるのがスリープ/スタンバイ機能です。これはプリンタなどでも同様の節電効果が見られます。
WindowsではXPにスタンバイ機能、Vistaと7にスリープ機能が付いています。座席を離れる際にスリープ/スタンバイ状態に設定するだけで、この設定をしない時と比べて約半分の電力使用量で済み、OSの種類やデスクトップかノートかに関係なく、ほぼ同様の節電効果が期待できるようです。
節電モードになるオフィス機器が当たり前になってきてはいますが、パソコンを何台も使用されていればこのような些細な設定でも、年間を通してエコ・節電・経費削減という意味で工夫ができるのではないでしょうか。
京都本部 藤原