経済状況は依然として厳しく消費税増税の可能性もでてきており中小企業の経営は厳しさを増すことが予想されます。消費税分だけ値上げを出来ればいいのですが実際には一部の大企業を除いてはなかなか値上げできないというのが実情ではないでしょうか。
この厳しい時代に中小企業が生き残る道はあるのでしょうか?中小企業の生き残り戦略の1つにランチェスター戦略というものがあります。もともとは第一次世界大戦の頃に軍事理論として考えだされた理論を経営に応用し戦略にしたものです。
この戦略は一言で言うならば分野や地域を絞ってナンバーワンを目指すというものです。まともに戦ったら大企業には勝てなくても局地戦なら勝てる可能性があるという考え方です。
例えば京都市中京区での野菜の価格は1番安い。京都市中京区における高齢者向け商品の品揃えが1番である。このように分野や地域を絞ることによって局地戦で大企業に打ち勝つという戦略です。この戦略の成功のポイントは選択と集中です。なんでもそこそこではすべての分野で大手に負けてしまいます。何かを選ぶということは何かを捨てるということです。思い切って捨てる戦略にこそ活路を見いだせるものです。
自社においてどこに強みがあるのかを分析しその強みに集中する戦略を考えてみてはいかがでしょうか。活路を見いだす1つのヒントになるかもしれません。
京都本部 金山