東日本大震災と福島第1原子力発電所の放射性物質漏れ事故の風評被害で
被災地から遠く離れたテーマパークや温泉街を訪れる外国人観光客が激減
している。
各国政府が出した日本への渡航自粛・延期措置の影響で、外国航空会社に
よる日本行き飛行機の欠便が続く。中国人など外国人観光客に頼っていた
各地の観光産業は、事業計画の見直しを迫られそうである。
京都でも4月の訪日客は、前年同月と比べて6割以上も減っている。この
ような風評被害の類いは一刻も早く、なくすべきだ。
修学旅行生は徐々に戻りつつあるが、外国人観光客はまだまだ少ない。
専門家の中には復興が本格化する夏以降には「V字回復」も期待できる
との意見もあります。
ただ国内の設備やインフラ、物流の復旧は欠かせない。
さらに消費マインドを高めるには、国内の自粛ムードを取り払うだけでな
く、国外にも目を向ける必要があるのではないでしょうか。
東北の一日も早い復興とともに、京都への外国人観光客が戻ってくること
を願っています。
京都本部 足立