京都の5月を彩る祭事に葵祭があります。
葵祭は、京都3大祭のうちの1つで「日本最古の祭り」と言われ、京都がまだ山城国だった古墳時代に始まった祭りといわれております。その様子は、馬には鈴をかけ、人は馬に乗り、盛大に駆け巡って五穀豊穣を祈るというものです。後に斎王の女人列が加わり、現在に近い形になりました。現在では一般的に知られているのが「路頭の儀」と「社頭の儀」ですが、ハイライトは何と言っても平安装束をまとって都大路を練り歩く路頭の儀、いわゆる行列です。
京都の大学生であれば、この行列を身近の感じる機会があります。指定大学の学生はアルバイトとして行列に参加することが出来るのです。
ところでこのアルバイトでは、装束を選ぶときに鉄則があるそうです。
それは、「派手な色を選べ。」です。これは、派手な色の装束の方が身分の高い人の衣装であり、重いものを担ぐ確率が少ないそうだからだそうです。
まさに学生の街、京都ならではのアルバイトであり、学生にとっては貴重な経験になるのだと思います。
今年の葵祭を見る機会があれば、ぜひ行列の「衣装の派手さ」と「担ぐもの」に注目して下さい。
京都本部 太田