昨年末にNHKで放送された「坂の上の雲」といい、
今年の大河ドラマの龍馬といい、このところ幕末から
明治にかけての近代日本草創期が話題になることが
多くなっているような気がします。それは元気のない
最近の日本と無関係では無いのではないでしょうか。
それまで藩が最大の帰属単位だったところ、初めて
「日本人」であることを意識すると同時に、外国の
侵略を防ぐために奔走した幕末。時代が変わってから
は、世界の一流国に追いつくために国民が一丸となって
邁進した明治と当時の日本は貧しいながらも活気に溢れ、
人々は今の時代より必死に生きていたような気がします。
閉塞感漂う今の時代だからこそあの時代に憧れる人が増
えてきているのではないでしょうか。
と、確定申告の最中、現実逃避しながらそんなことを
考える今日この頃です。
京都本部 古吉