今年も花火の季節がやってきました。
田舎育ちの私は 子供のころに近くの公民館で打ち上げられる20発程度のちっちゃな花火に大喜びしてたものですが、今ではすっかり贅沢になってしまいました。
30代半ばから 花火大会は もっぱら有料観覧席で見ることが増えました。
場所とりしなくていい。椅子付や弁当付が多い。トイレはほとんど心配しなくていい。
ゆったりできるといろいろですが。最近はネットでの販売やローソンで買えるのでずいぶん楽になりました。
関西では 花火大会といえばPL,淀川、びわ湖が有名です。
PLの10万発はもはや何も言うことはありません。
フィナーレで一斉に打ち上げられる花火の数は約8千発。 びわ湖の花火大会が約1万発なのでその情景は圧巻としかいいようがありません。
PLを見てしまうと、他の花火大会はつまらないか というとそんなことはなく。
びわ湖なら、湖の中にある噴水との競演は一度は見ておきたいものです。
でも湖上の花火なら、諏訪湖に行くのが絶対でしょう。
諏訪湖畔の宿は不可能ですから、松本にホテルをとって、翌日は上高地・乗鞍観光が完璧です。(乗鞍は私が行った年が自家用車が入れる最後の年だったようです)
大きな花火大会は高額な大玉がバンバン打ち上げられて迫力がありますが、規模の小さな花火大会でも、その分 近くで見れれば問題なしです。 ただ、その両方を かつ、競技大会という要望をもかなえてくれる花火大会を見つけました。その上、涼しいという条件も。
11月の下旬という、しかも長野という若干過酷な気象条件ですが えびす講花火大会の有料観覧席
は抜群です。 人が入れる保安距離ぎりぎりかもしれません。
競技大会なので説明が入る。スポンサーの読み上げが長い。商工会議所の会頭の挨拶が長い云々の
諸問題はありますが、規模の割りに10号玉が主体で、しかも質が高い、空気が澄んでいるので
綺麗で、花火好きが全国から集まるようです。
ちなみに打ち上げは 信州煙火と紅屋青木煙火がします。どちらも全国大会上位の常連で
PLでも主軸の花火業者でもあります。 その二つが地元と力を入れる珠玉の花火大会です。
ところで 花火の大きさってしってますか?
一般的な3号玉は、りんご位で 150メートルくらいに打ち上げ7~80メートルの直径に開きます。
「た~まや~」と言いたくなる5号玉はメロンくらいで200メートルくらいに打ち上げ150メートルくらいの直径に開きます。
「でかっ!」と感じる10号玉は、スイカくらいで、300メートル超に打ち上げ、300メートルくらいの直径に開きます。 つまりは、保安の関係で開く半径の倍以上に打ち上げる必要があるようです。
予算と保安距離の関係で、打ち上げ花火の大きさは決まるので、有名な大会イコール大きい花火が見れるわけではありません。 あの隅田川花火大会は4号までです。
一番 美しいといわれる10号玉での八重芯をふんだんにみることが出来る長野のえびす講を今から
楽しみにしてます。
ただし、地元民と私以外は スキー場に行くつもりの服装がおすすめです。
京都本部 吉原