優和スタッフブログ

上手いのは上手くない

昨日、某クリニック様のところへ月次報告に伺った際の出来事。訪問時間はいつも夜の7時指定で、遠方だから帰りはいつも夜の10時か11時になる。医院に着くと、先生の診療が終わるのをだいたい20~30分は待たせて頂き、先生が見えると、それから30~40分ほどの間、関連会社3社分の試算表を一通りご説明させて頂く。だいたいの話が終わって、ようやくほっと一息ついたところで、「坂野くん、最近ギターやってる?」と理事長先生。急に笑顔で答え始める僕(笑)。これもいつもお決まりのパターンだ。医院の他に老健施設の経営もされている先生は、お年寄りのための音楽療法を熱心に勉強なさっていて、昨日はギターを片手に色々と教えて下さった。音楽療法に向かないリズムがあることや、聞かせるだけでなく、参加してもらうことが大切といった話は、とても興味深かった。中でも印象に残ったのは、歌や演奏は多少下手なほうがいいというお話。あまり上手すぎると、かえってお年寄りは参加することに抵抗を感じるとのこと。100%の練習をして、70%ぐらいで歌うと、一緒になって歌って下さったり、手拍子をとって下さったりするみたい、とおっしゃっていた。100点が100点のこともあれば、70点が100点のこともあったりして、物事は本当にひとつのものさしでは測れないなと、再認識させられた。とても有意義なひと時を過ごすことができたと思う。
ちなみに、今回初めて先生のギターを触らせて頂くことができた。ちょうど3日ほど前に、なんとか値切って「十数万円」のギターを購入(しかも分割!/笑)したばかりの僕にとって、先生の持つ「数十万円」のギターは、笑えるぐらい鳴りが良く、帰りの道中ブルーになっていたのは言うまでもなかった。。。
松山本部 坂野


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