先日、次男の通う大学に行く機会があり、キャンパス内にある小さな美術館で「浮世絵で見る江戸の食」という催し物をやっていたので見学してきました。
現在でもポピュラーな 天ぷら・蕎麦・寿司・鰻の蒲焼といった和食のほとんどが江戸時代に始まっているそうで、屋台が描かれ江戸らしく活気のある様が良くわかりました。
特にお寿司が描かれている絵は、現代のものと形もほぼ同じで、これまで変化なくきたことに驚きもあり、その時代の食文化について少し調べてみました。
「鰻」
関東では背開き
武士などの文化が強い関東では、腹を切るということは切腹を意味してしまい、縁起が悪いとされていたそうです。
関西では腹開き
商人の文化が強く、お互い腹を割って話をするという事からだそうです。
「天ぷら」
関東では主に魚を天ぷらのタネに使っていたので、魚の臭みを取り除く為に胡麻油が使われていて、出来上がった天ぷらは大根おろしを加えた天つゆを付けて食べることが多かったようです。
関西では天ぷらのタネとして主に使われているのは野菜が多く、野菜の風味を生かしながら食べるために塩を少しだけ付けてあっさりと食べる食べ方が多かったようです。
埼玉本部 斉藤