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税理士試験

 毎年8月の上旬に開催される税理士試験。今年は8月6日から3日間かけて実施されます。この税理士試験ですが実は最近あまり人気がありません。
 
 今年の受験申込者を昨年と比べたら前年比95%を割っており、ここ最近は減少傾向が続いております。激減とはいかないものの、試験合格を志す者からすると、ライバルが減ってうれしいような、人気が減っているのかなと、さみしいような感じもします。
 確かに今の時代、資格があるから生活ができるなんて甘い世の中でないのは明らかです。若手の経営者に「税理士業界に対して求めるものは何か」という質問を投げかけると、こぞって頂く回答は「提案力」と「実行力」です。
 こんな厳しい世の中になってきたから税理士試験の人気が減ってきているのでしょうか。
 
 資格を持っているということはそれだけの知識を有している証明であることは間違いありません。ただ、今の時代、「で、うちの会社にどのように貢献してくれて結果どのような利益に繋がるの?」という問いに対して対応できる税理士しか生き残れなくなってきております。
 でも、このような時代の流れは当然に税理士業界にだけ求められているものでもありません。ただ、平均年齢が高い税理士業界では古い体質から抜け出せていない税理士が未だ多くいるとの話も聞きます。
 確かに昔、私が持っていた税理士のイメージとは、「年配でお客様から先生と崇められるちょっと頑固な人」でした。ところが最近は若手の税理士も増え、急速な時代の流れに柔軟に対応できる税理士が業績を伸ばしてきているようです。これは随分前から税理士業界に求められていた「先生商売」から「ビジネスパートナー」への移行の事実を物語っているのだと思いました。もちろん年配の先生方にも時代の流れに即して成功を収めている方々が多数おられます。
 当社、税理士法人優和でも、お客様から頂くたくさんの要望に少しでもお答えしたく、京都本部ではビジネスマッチングや新規開拓を専門に行う部署の設置や、相続税や贈与税といった資産税に明るい担当者の配備等、法人組織だから出来るさまざまな要望に的確に対応できる体制で日々営業しております。
 
 ちなみに冒頭で「受験者数が前年比95%を割った」といいましたが具体的な数字でいうと約5万8千人が約5万5千人になりました。
減少しているとはいえども今年も多くの受験者数がいるのは違いがありません。
 
 一年に一度だけ開催される試験ですので今年も全力で受験したいと思います。
京都本部 太田


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