
算定基礎とは、社会保険料の額を年に一度算定し直すものです。
被保険者の実際の給与と標準報酬月額との間に大きな差がでないようにする為に行います。その年の4~6月に支給された給与の平均を算出し、その額で標準報酬月額を決定します。
対象となる方は、原則としてその年の7月1日現在の被保険者全員。対象とならない方は、その年の6月1日以降に被保険者となった人など。
算定基礎届は、7月1日~7月10日までに所轄の年金事務所に提出する必要があり、決められた標準報酬月額は、その年の9月~翌年8月まで適用されます。
また、労働保険料は労災保険と雇用保険とを総称していますが、この労働保険料の申告と納付も7月10日が期日となっております。まだ1ヶ月ありますが期日直前になってから両方を作成するのは大変ですので、作成されるご担当者の方はご留意下さい。
詳しい計算方法や細かな注意点は下記のリンク先をご参照下さい。
日本年金機構 :算定基礎届→http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=2053
厚生労働省 :労働保険料→http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/daijin/hoken/980916_3.htm
京都本部 櫻井
最近、新聞やテレビでよく「ビッグデータ」という言葉を目にしますが、
ヒト、モノ、カネに並ぶ資源として注目されているようですね。
ビッグデータとは、個人や企業が生み出す様々な大量のデータを指しますが、
今までは見過ごされてきたこの大量のデータ郡を、記録・保管して即座に解析することで、
ビジネスや社会に有用な知見を得たり、これまでにないような新たな仕組みやシステムを
産み出す可能性が高まっているようです。
現在既に活用が進んでいるウェブサービス分野では、
オンラインショッピングサイトやブログサイトにおいて蓄積される購入履歴やエントリー履歴、
ウェブ上の配信サイトで提供される音楽や動画等のマルチメディアデータ、ソーシャルメディアにおいて
参加者が書き込むプロフィールやコメント等のソーシャルメディアデータがあり、
そこから、お勧めと推測される商品がマイページに表示されたりメールが手元に届いたりしています。
また、今後活用が期待される分野の例では、
道路に設置してあるセンサー、車載されているETCやGPSのデータを利用して得られた交通量データと
信号機の制御と連動することで渋滞緩和や移動時間の短縮、
そしてCO2排出量の低減が実現可能となったり、事故を減らすといったことに役立てられそうです。
会計業界にいたっては、会計・税務サービスを必要としている人や、
どの様な知識やサービスを求めているのかがすぐわかる時代が近々やってくるかもしれないですね。
分析をするためのコストがどれくらいのものかわかりませんが、
有効活用していくことができたらよいのではないかと思います。
東京本部 櫻井