優和スタッフブログ

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棟方志功展

大丸京都店で開かれていた棟方志功展を見に行ってきました。
棟方志功は主に版画家として日本を代表する巨匠です。
何年か前に劇団ひとり主演でドラマ化もされていました。
大きな丸い黒ぶち眼鏡をかけて、版画の板に張り付いて彫っている姿で有名です。
志功は若い頃ゴッホに憧れて油絵を始めたのですが、西洋で生まれた油絵では西洋人に追いつけないと考え、日本独自の木版画の道に進みました。
力強く勢いをものすごく感じる版画が有名ですが、筆で描かれた女性像や海外旅行の時の情景などはかわいらしい感じのものがあり、私はそちらの方に興味をひかれました。
自画像も結構多くあったのですが、そっくりで笑えます。
とにかく作品にまっすぐに情熱をぶつけていたことがどの作品からもひしひしと伝わってきて、家庭を持ちながらもそのような人生を送ることができた志功はとても幸せな人だったのではないかと感じました。
そして志功が思う存分仕事に打ち込めたのは、ずっと支え続けた奥さんの存在がとても大きかったと思います。
作品の中に奥さんも描かれているものが何点かありました。
夫婦愛というものをとても感じることができ、温かい気持ちで鑑賞を終えました。
京都本部 I


祇園祭ちまき

9月20日付けの京都新聞に、宮津市で祇園祭のちまきに使われるササの出荷がピークを迎えているという記事がありました。祇園祭のちまきは、元々、京都市左京区の花脊という地域のものを使用していたそうですが、鹿の食害などで激減した3年前から、葉の形や質の似ている宮津市のものが使われるようになったそうです。今年は8月末から出荷を始め、これまでに11万6千枚をすでに出荷したとのこと。宮津市の農家から出荷されたササは、花脊地域の農家で天日干しをするそうですが、これから秋を経て冬へ向かうこの季節に祇園祭のちまきに使うササの準備が始まっていることに驚きました。
祇園祭のちまきは厄除けとして各鉾や山が販売するもので、調べたところ31種類あり、その昔、スサノオノミコトが蘇民将来という貧しい者の家に宿を求め、あたたかいもてなしを受けた際に、そのお礼として一家の子孫を疫病から守ると約束したことから始まっているそうです。
宮津市の地元ではササが使われなくなってきているそうですが、昔から伝わるこの粽を残すためにも良質のササ作りを続けていっていただきたいと思います。
京都本部 M


不動明王

日本三不動と言われる不動明王像(絹地に描かれた彩色画)は、青蓮院(京都)の国宝「青不動」、園城寺(滋賀県)の国宝「黄不動」、高野山明王院(和歌山)の重要文化財「赤不動」です。
そのうちの一つ「黄不動」が、10月9日から、滋賀県の大津市歴史博物館「大津 国宝への旅」で展示されます。園城寺以外で掲げられるのは6回目で、滋賀県内では初めてだそうです。
智証大師円珍が金色の不動明王を感得、その姿を画工に描かせたと伝えられています。
日本密教の完成とその不滅を世に示した感情像で、絵画史、宗教史の両面で非常に価値が高いそうです。京都の曼殊院に国宝「模写黄不動」があります。
 不動明王は、剣と縄を握り、炎を背負い、忿怒の相をしています。災難や悪行、煩悩を滅し、人々を正しい道へ導くと言われています。
昨年の秋、青蓮院で、「青不動」の御開帳がありました。本院での御開帳は初めてのことで、それ以外でも過去3回しか公開されていません。(普段は複製が本堂におまつりされています)またとない機会なので行ってきました。青黒い不動明王と周りの紅い迦楼羅(火の鳥)が印象的で、千年の歴史を感じることができました。
今年も、美術的にも貴重で、御利益もありそうな秘仏を拝みに行こうと思っています。
京都本部 W


真夏の動物園

真夏の動物園に行ってきました。
ホワイトタイガーはかっこよかったです。

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八坂の塔

清水寺や高台寺といった京都でも有名なお寺の近くに一際目立つ五重塔がそびえております。これは法観寺という臨済宗のお寺であり、通称「八坂の塔」と呼ばれております。この寺は五重塔以外に特に目立つ建造物がないために通称で呼ばれることが多いようなのですが、その歴史は古く、聖徳太子の時代に迄さかのぼります。ところで竹内栖鳳という画家はご存知でしょうか。京都出身の戦前に活躍した画家であり、京都を代表する画家の一人ですが、八坂の塔を愛した画家としても有名です。この竹内栖鳳は八坂の塔が本当に大好きで、八坂の塔の近くに屋敷を構え、また、八坂の塔が綺麗に見えるように間取りを決め、さらには、自分の屋敷が家事になって八坂の塔に燃え移ってはダメだと思い、当時では珍しい一部をコンクリート製にする程の愛しようでありました。今では所有者が変わり、結婚式場やレストランとして利用されていますが、当時の建物をほとんどそのまま使用しており、竹内栖鳳の八坂の塔への愛着だけでなく、画家であるが上のお洒落なこだわりも知ることができます。京都観光の際にはレストランで食事をしてみるのもいかがでしょうか。
京都本部 太田芳樹


ペンギン

DVC00069.jpg

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