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祇園祭ちまき

9月20日付けの京都新聞に、宮津市で祇園祭のちまきに使われるササの出荷がピークを迎えているという記事がありました。祇園祭のちまきは、元々、京都市左京区の花脊という地域のものを使用していたそうですが、鹿の食害などで激減した3年前から、葉の形や質の似ている宮津市のものが使われるようになったそうです。今年は8月末から出荷を始め、これまでに11万6千枚をすでに出荷したとのこと。宮津市の農家から出荷されたササは、花脊地域の農家で天日干しをするそうですが、これから秋を経て冬へ向かうこの季節に祇園祭のちまきに使うササの準備が始まっていることに驚きました。
祇園祭のちまきは厄除けとして各鉾や山が販売するもので、調べたところ31種類あり、その昔、スサノオノミコトが蘇民将来という貧しい者の家に宿を求め、あたたかいもてなしを受けた際に、そのお礼として一家の子孫を疫病から守ると約束したことから始まっているそうです。
宮津市の地元ではササが使われなくなってきているそうですが、昔から伝わるこの粽を残すためにも良質のササ作りを続けていっていただきたいと思います。
京都本部 M


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