「世界をよくするにはどうしたらいいか」
社会科の授業でこの課題を与えられた一人の少年は、あるアイディアを思いつく。それは、一人が三人の人に見返りを期待しないで親切な行いをする。そしてそれを受けた人が、お返し(ペイ・バック)をする代わりに、次の三人に親切な行いをする(ペイ・フォワード)。こうして、一人のした親切な行いが広がってゆき、人類が幸せになる、というものだった。
これは、映画「ペイ・フォワード」の内容で、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、この映画に関連して、「きっと、よくなる!」の著者である本田健さんは、その本の中でこのように書かれています。
「日々の生活の中で、淡々と幸せや喜びの種を蒔いて花開かせていくことが、世界に喜びと幸せを広げる一歩かもしれません」
都市部に住んでいる一人の人間は、1万人から2万人の人に心理的に影響を与えているというデータもあるそうです。そう考えると、私たちは誰もが、それが良いものであれ、悪いものであれ、日々必ず何らかの形で「ペイ・フォワード」を実践していると言えるのではないでしょうか。
私のような活動範囲の狭い人間が、1~2万人に影響を与えているとはとても考えられませんが(笑)、一人ひとりが自分の「ペイ・フォワード」を変えていけば、世界はもっとすばらしくなるかもしれない、なんて考えながら、申告繁忙期後の中だるみを過ごしているのでした。
松山本部 坂野
WBCが終わった。かなりの人が観戦していた様である。普段野球を見ていない人も多かった様である。
私もそのうちの一人であった。特に決勝の韓国戦は本当におもしろかった!というか、”はらはら””ドキドキ”・・・でも感動した。終了後の会見だったと思う。誰かの為に自分が何をすべきか、出来るのか常の心の中にあり、体が自然に動いたそうだ。自分の常はどうなのか?これからも、自分に問いかけしっかりと社会に貢献できる様に頑張っていこうと思う。
京都本部 下田
以前、お賽銭がない時は、笑顔でお参りするだけで良い、という話を聞いたことがございました。その時は、あまり気に止めていなかったのですが、最近、そのことを仏教用語で、和顔施あるいは顔施ということを知りました。詳しくは、無財の七施(地位や財産が無くても誰でもいつでも容易にできる布施の行)の1つで、いつも和やかで穏やかな顔つきで人や物に接する行為のことを指しています。経済環境が悪化し、凶悪犯罪が多い昨今、人や物に対して、七施の心得を体感していきたいと思います。
T.K