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保険の満期や解約などで保険会社から支払われる満期保険金。満期保険金にも、確定申告が必要となる場合があります。今回は満期保険金を受け取った時の確定申告の必要性や注意点についてお話しします。保険料の負担者や保険金受取人が誰であるかにより課税される税金の種類が異なります。
・保険料負担者と受取人が同じ→所得税
・保険料負担者と受取人が異なる→贈与税
所得税については一時金として受け取ると一時所得、年金で受け取ると雑所得になります。受け取った満期保険金と払込保険料の差額が50万円以下の場合、特別控除があるため所得税はかかりません。年金形式の雑所得については受け取った年金に対応する払込保険料を差し引いた金額の合計金額が20万円を超える場合は確定申告が必要です。
贈与税については課税評価額=満期保険金-基礎控除額(110万円)となります。今年の確定申告は2月17日から3月17日になります。確定申告をおこなわなければ、無申告加算税や延滞税などが課せられるリスクがありますので注意が必要です。
茨城本部 齋藤