優和スタッフブログ

先日、吹きガラス体験に行ってきました

吹きガラスは、ガラスを1200℃という高温で溶かし、吹き竿、ブロー・パイプと呼ばれるパイプに息を吹き込みながら形を作る技法です。その歴史は、とても古く古代ローマ時代にまで溯り、紀元前1世紀頃にフェニキアのガラス職人が開発したという説が有名です。
今回体験させていただいた工房さんは、自分で色やデザインを決めるところから始まり、かなり自由度高めの工房さんでした。
教えてくださった師匠のおかげで自分好みのグラスが出来上がり、大事に使わせていただいています。

 実は、吹きガラスで作られた作品には、特徴があります。
作業の途中段階では、コップの底になる部分は、先端にあり、先に底を作ってから、ガラスが柔らかいうちに、口になる部分にくびれを入れて吹き竿から切り離します。
切り離す前に、ポンテという作業用の別の竿を底につけ、前後を反転させることで、口を広げたり形を整えたりできるようになるのです。
 なので、吹きガラスで作られた作品にはグラスの底にポンテの跡があります。
ぜひ、一度ご自宅のグラスを手に取り、底を見てみてください。おヘソのようなものがあったら、それは、成形時にポンテとくっついていた部分なので、吹いて作られたものです。
先日届いた私の作ったグラスにもかわいいオヘソがあります。                            
金澤


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