高額所得者の方が
所得控除(基礎控除・配偶者控除等)による
減税効果が高いという記事をWeb上で目にしました。
課税所得の計算の中で所得控除というものがある以上
税率が高い人ほど所得控除による減税額が多いのはやむをえないことです。
また、所得控除には社会保険料控除というものもあります。
これは、支払った健康保険や厚生年金保険料等を
所得控除として、所得から控除できる制度です。
例えば 社会保険料160万円の人が50%の税率であれば
減税効果が80万円ありますから負担額は80万円です
社会保険料80万円の人が30%の税率であれば
減税効果は24万円しかありませんから負担額は56万円です。
80万円の負担差があったはずの社会保険料が
減税効果を加味すると24万円の負担差となってしまいました。
社会保険と税の一体的な改革が必要といわれていますが
まだまだ改革の余地がありそうですね。
茨城本部 安藤