優和スタッフブログ

大手家電メーカーの業績悪化

 日本の大手家電メーカーの業績が軒並み落ち込んでいます。赤字の金額も何千億という規模になり企業の存続も危ぶまれるほどです。日本のメーカーの技術力はトップクラスなのですから高機能な商品を提供できていることは紛れもない事実だと思います。しかし商品が売れず大きな赤字を出す結果となっているのです。
 この事実は高機能なだけでは売れないといことを意味しています。ではどのような商品が売れるのかというとお客様の要望を満たし、かつ値段が安いものです。大事なのは高機能なことではなくお客様の要望を満たすということです。以前は高機能であることがお客様の要望を満たすことに繋がっていました。しかし技術の進歩はめざましく最先端の技術はすでに多くのお客様が求めていない段階にまで来ています。このことはたとえ最先端の技術をもっていなくてもお客様の要望を満たすことができるということでもあります。
 これは企業経営においてのヒントとなるのではないでしょうか。お客様の要望を満たしかつ安くするためにお客様の要望を満たさない機能を省くことや、お客様が望んでいないサービスを止めてしまうということも一つの方法です。そうすることで真にお客様が求めているサービスに力を入れることができますし、無駄を省くことで値段を低く抑えることにも繋がります。お客様からすると必要なサービスを受けることができて値段が下がることで満足度は上がりまたお願いしようという気持ちになります。
 一度自社の商品やサービスを見直してみてはいかがでしょうか。お客様が望んでいない機能を付けていたり、望んでいないサービスを提供しているのかもしれません。お客様が望んでいないことを省くことが売上アップに繋がるかもしれません。
京都本部 金山


アーカイブArchives
ページ上部へ戻る