国がここ数年積極的に推し進めてきました電子申告もかなり
浸透してきた感がありますが、経済産業省がさらに推進しよう
としているのが中小企業のIT化です。日本の会社の90%以上を
占めている中小企業ですがIT化が進んでおらず、そのため
なかなか生産性が向上されずにいるのが現状です。国は将来の
経済発展のためには、この中小企業の生産性向上が急務と考え
SaaS/ASPを利用した中小企業のIT化を推し進めようと
しています。SaaS及びASPは広義ではほぼ同じ意味で、
特定及び不特定ユーザーが必要とするシステム機能を、ネットワーク
を通じて提供するサービスのことであり、このシステムによる
財務会計ソフトを利用することにより経営者はインターネットを
通じ、時間や場所の制約を受けることなく自社の財務状況を
確認でき、経営判断に役立てることができます。またこれは別に
経済産業省が推進するリレーションシップバンキング(地域密着型
金融)推進とも連動しているため、金融機関からの融資も受けやすく
なると考えられます。経済産業省はJ-SaaSとして、
サービスの提供を3月末より本格的に開始するとのことで
経営者の方はこのサービスのご利用を考えられてはいかがでしょうか。
京都本部 古吉