一年最後の月もあけ、京都は間もなく初詣で賑わう時期になります。
初詣といえば中学生の頃、伏見稲荷大社に二年参りに出掛けた事があり、年が明けた瞬間に飛び交う硬貨と賽銭箱に貯まっていく紙幣に驚いた記憶があります。
伏見稲荷大社といえば全国の「お稲荷さん」の総本宮、商売繁盛の神様として認知されており正月三が日の賽銭の多い事は皆様ご存じの通りです。
また稲荷山に登る参道にある「千本鳥居」は時代劇でもよく見かけます。
さて、この伏見稲荷大社、平城京遷都の翌年、秦氏の創建とされています。
実はこの辺りは元々、古代氏族「紀氏」の勢力範囲だったらしく、稲荷山には紀氏の祀る神社があったそうです。
秦氏の勢力伸長におされた結果、稲荷山には稲荷神社ができ、元々の神社は今の「藤森神社」の社地に移転、この移転に押されて、真幡寸神社という神社が移転し、現在の「城南宮」となっているとの説があるようです。
伏見稲荷大社
http://inari.jp/index.html
藤森神社
http://www.fujinomorijinjya.or.jp/
城南宮
http://www.jonangu.com/
藤森神社は競馬、城南宮は厄除けに御利益があるといわれている神社です。
この三社は京阪と近鉄を丹波橋経由で乗り継ぐと一日で回る事が出来ますので、押し出された順番に回ってみられるのも一興かと思います。
因みにこの三社、子供の頃の遊び場でした。
京都本部 二神幸彦