先日テレビで興味深い番組を観ました。
平安時代の貴族の食生活をテーマにした番組でした。
貴族は、庶民の手の届かないようなものを食べる事をステータスとし、
人間の体に不可欠なビタミンの多い野菜などはほとんど口にしなかったそうです。
料理についても味より見栄えの方が重視され、
特に宴会の時は権力を誇示するために見た目だけは豪華な料理がたくさん
並べられていましたが味は二の次だったようです。
もちろん食べ物で健康になろうという考えは貴族にはなく、
糖度が35%もあるようなどろっとした濃いお酒を日常的に飲んでいたらしく、
藤原道長は30代の頃から糖尿病を患い、症状が悪化し、視力も奪われてしまいました。
粗悪な食生活の影響で精神的にも情緒不安定な人が多く、宮廷で突然暴れだす人もいたそうです。
食生活がすべてではありませんが、やはり心と体を健康に保つためには
健康的な食生活が大切だと改めて思いました。
毎日を心穏やかに過ごすためにもバランスのいい食事を心掛けていきたいものです。
・・・でも、甘いもの食べちゃうんですよね・・・・・・反省(;^^)
京都本部 今尾